腹式呼吸

アイケア

「腹式呼吸」は、息を吸ったときに意識的にお腹を膨らませ、息を吐きながらお腹をへこませます。「胸式呼吸」と比べると3倍以上の酸素を取り込むことができます。すると精神が安定され、胃腸の働きや脳の活性化などの効果が得られます。 「胸式呼吸」は、息をすると胸が膨らみ、息を吐くと胸がへこみます。胸郭を広げたり縮めたりしてする呼吸で、肋骨の間の筋肉や首の筋肉を使って呼吸するため、肩や首に無意識に力が入りやすくなり、心身ともに緊張させる「交感神経」を働かせています。 現代人の多くは「胸式呼吸」で呼吸をしているといわれています。

「交感神経」は、内臓の機能を支配する自律神経の1つで、「副交感神経」と成り立っています。活動的な昼間に活発に働いている神経で、「昼の神経」とも呼ばれています。体を動かすだけでなく、精神的な刺激に対しても働き、心拍を上げて血管を収縮させます。 「副交感神経」は、逆に「夜の神経」と呼ばれています。心やからだが落ち着き安定しているときに働き、心拍はゆっくりとなり血管を拡張させます。「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経が、状況に応じて上手に切りかわることで身体の様々な機能をコントロールしているのです。それが心とからだの健康に深く影響されます。

日常生活の中で緊張しているときやストレスを感じているときは、浅く早い呼吸になっており、「胸式呼吸」をしています。「腹式呼吸」を取り入れることにより、深くゆっくりとした呼吸をしていただくことで「副交感神経」の働きを活性化させることができるのです。このように呼吸から内臓の機能の働きや、神経の動きを整えることは、バイオフィードバックと呼ばれ、ヨガ、気功などの呼吸法も同様の効果があります。

tiMe and spaceでは、30分以上のコースをお選びいただいた方に、施術終了後、腹式呼吸をおこなっていただきながらゆっくりとベッドで過ごしていただきます。この腹式呼吸によって施術の効果は更に上がります。 コースの施術時間には、このお時間は含まれません。